この路線がスゴい!
そこに興味があるのなら、行け行け突っ込めバスの道

その3)相模鉄道(自動車部) 旭5系統 (二俣川駅北口→保土ヶ谷駅西口)
旭5系統は、二俣川駅北口を出ると、美立橋・今井町・保土ヶ谷2丁目と経由します。そしてその後岩崎町・桜ヶ丘・星川と経由して保土ヶ谷駅西口へ行く路線です(復路設定あり)。かつては保土ヶ谷駅西口発着ではなく横浜駅西口発着でした。ところが、横浜駅西口周辺の渋滞をよけるためか、旭8系統の廃止と同時に保土ヶ谷駅西口発着に改められました。その当時は確か平日・土曜6本が設定されていたとおもいますが、現在では平日2本のみにまで減ってしまいました。

さて、相鉄で考えてしまうのはマニア席にある微妙な覆いのようなもの。それを跳ね除けて何とか撮ったわけのわからない写真がこれらになります。

その1 二俣川駅北口にて

このバスが今回旭5系統に供されるバスです。そういえば、なぜ相鉄には経年車でなくても車掌窓が残っているのかというちょっとした疑問が浮かんだのですが、いうまでもなく車掌(運賃収受を行わないので添乗員か...)が乗るからでした。そう、二俣川駅北口〜美立橋は、下道経由に限り添乗員が乗るのです。その為か逆T字窓が採用されるまで車掌窓を見ることができます。

 

その2 高地・二俣川橋・桐ヶ作下

厚木街道を離れたとたん踏切がお出迎え。踏み切りとこういった狭隘道路が、ラッシュ時は保土ヶ谷バイパス経由になる理由だったのですが、極端に狭い道かバイパスかという中庸のない選択が凄いですね。

 

その3 南本宿・今井大上

左近山入口に来ればバイパスの出入り口・万騎が原・左近山公団の入口となるので道幅は多少広がります。本宿会館は万騎が原経由なら10分に1本確保されています。こっちを選べば30分に1本までになります。

本宿会館から美立橋に行く道も、昔(1986〜7年ごろ)はひどいものでしたが、現在ではここまできれいになりました。といっても上の柵みたいなものが目立ってますね。

 

その4 元町橋・樹源寺・岩崎ガード

車は時々人を乗せて行きます。ダイヤを見ると、日中15分サイクルの中に旭5系統もインプットされているようで、そこだけ見れば保土ヶ谷駅東口方面は30分空くようです。それなら旭5系統に乗ったほうが、と思いきや保土ヶ谷2丁目で敬老パスの客が何人か降りました。保土ヶ谷2丁目で乗り換えるようです。そして今回のメインディッシュ。岩崎の山を攻略していきます。

 

その5 岩崎町・桜ヶ丘・星川町

1日2本しか来ないバス停のわりにはケッコウ立派なモノが立っています。そしてずいぶん背の低いバス停です。こういったところでも降りる客がいたのはそれはそれで驚きでした。

バスは岩崎町の急坂を登り桜ヶ丘交叉点へ突入します。ところが、向かいの車が見えません。そう、桜ヶ丘交叉点を抜けると急な上り坂が急な下り坂に変わってしまうのです。おまけに、そんな難儀なところでどういうわけか工事。工事をすり抜け今度は急坂を下ります。そして桜ヶ丘、区役所入口と経由します。旭5系統が変な経路で、1日2本しかなくても何とか存続している理由は区役所があるからなのです。とはいっても、時刻は14時を回ったところ、区役所にいく用のある人もなく、バス停も見つからず、通過してしまいました。

 

その6 終点

星川を経由して大門通、帷子町会館と通過していきます。あとはもう保土ヶ谷駅西口まで一直線。少々後ろを見渡せばそこそこ客はいるようです。

保土ヶ谷駅西口に到着です。乗る客は4〜5人程度でした。そういえば、ずいぶんと排気管周りが大仰なものになっていますね。

 

エピローグ 寄り道時代

知る人ぞ知るYBP経由の旭5系統。90年初頭に保土ヶ谷駅西口〜横浜ビジネスパークの循環線が当時の西横浜営業所担当で存在しました。同路線が廃止になった後(かその前後で)旭5系統が横浜ビジネスパークを経由するようになりました。その後確か99年に行われた相鉄のバス部門の縮小あたりでYBP経由と土曜運行と美立橋発着がなくなったと記憶しています。
写真提供:マツ様

お腹一杯の企画でした。復路のレポートをしてみたい方はこちらで募集中です。

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